どんど焼きの由来って？ぬいぐるみは燃やしていいもの？

 

お正月飾りの門松やしめ縄など、
松の内の期間が過ぎ飾りつけをはずしたあとはどうしていますか？

火にくべて焼き払う、お正月の伝統行事
どんど焼きで燃やしてもらってはいかがですか。

このどんど焼き、お正月飾り以外に
古いお守り、ぬいぐるみなども燃やしていいものなのでしょうか？

どんど焼きの由来や意味を知っていますか？

 

 

 

どんど焼きの由来

現在では、どんど焼きとい名称で呼ばれていますが
どんど焼きは、元々、左義長（さぎちょう）と呼ばれていた行事でした。
＊現在でも地方によっては、左義長と呼ばれています。

 

これは、どんど焼きの由来と関係していて
平安時代のこと、陰暦正月十五日、また十八日に左義長が宮中にて、
毬杖と呼ばれる青竹や木を三叉に組んで立てたその上に短冊や扇子などを置いて
陰陽師が謳い囃しながらこれらを燃やし、その年の占いをしていた行事に由来されます。

 

現在のどんど焼き

1月14日や1月16日に行うという地方もありますが
小正月の行事として1月15日に行うことが一般的に広まっています。

 

どんど焼きは、歳神様をお迎えするための
お正月飾りである、門松やしめ縄などを
神社の境内に組んだ小屋、櫓の上に積み上げ燃やしていきます。

モクモクと立ち上る煙と共に歳神様は天に戻っていかれるとされて、
１年間の健康・無病息災・五穀豊穣・家内安全などを祈願し
どんど焼きの火に身をよせ、どんど焼きで焼いたお餅やお団子などを食べます。

 

 

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どんど焼きでぬいぐるみは燃やしていいもの？
焼いていいもの、よくないもの

ここでは、どんど焼きでは
一体何が燃やしていいものなのかみていきましょう。

 

どんど焼きの由来を考えると
神様にまつわるものや正月飾りは
燃やしていいもの、なのはわかりますが
古いお守り、だるま、ぬいぐるみなど
どんど焼きで焼いていいものか、よくわからなくて、
線引きが曖昧なものもがたくさんあります。

まずは、燃やしていいものからみてみましょう。

 

どんど焼きでも燃やしていいもの

 

おみくじ

お正月飾り

破魔矢

書き初め

榊

古いお守り

御札の入っていた袋

など

 

御札やお守りは、神社によっては、
他の神社の物は受け付けていない場合があります。

お正月飾りは、注意が必要で、
ダイオキシン等の有害物質発生のおそれがある
プラスチック
ビニール
ガラス類
金属類
化学繊維
などは、極力取り外して持参して下さい。

 

 

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どんど焼きで燃やしてはいけないもの

有害物質の発生するものや
神様に関するもの以外の物は
一般的にどんど焼きで燃やすものではありません。

 

ぬいぐるみ

雛人形

年賀状

年賀にもらった品物

写真

カレンダー

仏関係のもの

など

 

 

どんど焼きで燃やしていいものか基準が曖昧なもの

 

鏡餅

みかん

だるま

など

 

地域によって考え方が違います。

一般的にどんど焼きでは
焼いたお餅を団子などを食べる習慣がありますが
お餅として鏡餅を焼く地域もありますし
鏡餅は鏡開きで食べ、どんど焼きでは普通のお餅を食べる
地域もあれば、お餅をどんど焼きで焼くこと自体がタブーと
されている地域もあります。

その他、みかん・だるまなども地域によって
燃やしていい場合とダメな場合があります。

 

まとめ

どんど焼きで燃やしていいものやいけないものは
地域や各神社の考え方の違いがありますので
確実な線引きがあるとはいえません。

これって燃やしていいの？
と思った場合は、無理にどんと焼きで燃やさなくても
いいのではないでしょうか？

なんでもかんでも焼いてしまっては
本来のどんど焼きの意味も薄れてしまい
ダイオキシンの環境問題と重なって
伝統行事である、どんど焼きを行う場が少なくなってしまいますしね。

 

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